こんにちは。

随分と温かくなってきましたね。

桜も満開と思ってたらもう散り始めてます。

桜の花は散り際が綺麗と言いますが本当にそうですね。

桜の花を見るたび、日本人に生まれてきて良かったとホントに思いますね。



さて、

このブログの背景にある島々...、

どこか分かりますか?

気になった方もいるかもしれないのでお教えしますね。

背景の島々は小笠原諸島という場所です。

東京特別区の南南東約1000㎞の太平洋上にある30余の島々で、

今まで一度も陸続きになったことがなく、そのため独自の生態系が形成されています。

この島々にしか生息していない生物も数多くいることから、

2011年(平成23年)にユネスコの世界自然遺産に登録されています。



ちなみに、

前回紹介したアホウドリ小笠原諸島に一部である聟島に生息しているのも有名です。(詳細は第3回にて)

今回は小笠原諸島に生息する固有種の動物を紹介したいと思います。

その動物の名はアカガシラカラスバトです。






小笠原諸島(父島、母島、弟島、、姪島、聟島)硫黄島北硫黄島にしか生息が確認されておらず、

カラスバトの一亜種とされています。

その名の通り、頭から首にかけて赤褐色で全身は金属光沢を帯びた黒色をしています。

小笠原の島民の皆さんは親しみを込めて「アカポッポ」と呼んでいます。


体長は40cmほどとハトの中では大型で、

薄暗い森の中で木の実や種子、ミミズなどを食べて暮らしています。

生態については不明な点が多く、

特に繁殖期以外の生態はほとんど分かっていません

ちなみに島民の方々の情報に寄ると時折街で見かけることもあるそうです。


個体数についてははっきりとはしていないものの、

非常に少ないことはハッキリしています(※①)。


貴重でかつ生息数が少ないことから種の保存法の国内希少野生動植物種及び文化財保護法の天然記念物に指定されています。

またレッドデータブックでは絶滅危惧種ⅠA類(最も絶滅する確率が高い)に指定されています。

狭い島の森林を生息地としている為、もともと個体数は少なめだったそうですが、

森林開発や捕獲によって個体数はさらに減ったとされています。



東京都では2000年から人工飼育による保護増殖事業が行われている他、

個体数及び生息域の維持の為、1995年(平成7年)からサンクチュアリ(保護地)を父島内に設定しています。



サンクチュアリの入り口門(ノネコ、ノヤギ侵入防止の為)(※②)



前述で街で見かけるといった様に、アカガシラカラスバトは非常に大人しく、

人と出会っても全く恐れずに逃げないそうです

これはもともと小笠原諸島にアカガシラカラスバトの天敵となる生物がいなかった為と考えられています。

とはいえ、

個体数が少ない上薄暗い森林の中に生息している為、

見つけるのは至難の技です



しかし、

僕自身はアカガシラガラスバトを見つけたことがあります。




今年の2月末から3月初めにかけて5泊6日で小笠原諸島の父島に大学の野外実習で行った時のことです。

僕を含めた4人で初寝浦展望台という所から街に向けて下山しながら生物を探していました。

車道沿いに下山していると車道下の林から落ち葉を踏みしめる様な音がしたのに気付いたので、

4人で車道沿いから見下ろす形で薄暗い森林の中をずっと覗いてみました。

するとその足音が近づいてきてさらに目を凝らしたら...、


あ、アカガシラカラスバトだぁ‼‼‼‼Σ(=゚ω゚=;)(※③)


薄暗かったものの、体つきと共に頭から首にかけての赤褐色もはっきりと確認することができました

先生からは見つけるのは非常に難しいと言われていたので、

見つけたときは正直飛び上がるぐらい嬉しかったですね。

しかも野生のつがいを見つけられたのでその後就寝まで興奮しっぱなしでした。



正直見つけたときは嬉しさしかありませんでしたが、冷静になると嬉しさと共に、

日本の貴重な自然を守らなければという気持ちが非常に強くなりました




小笠原諸島についてはまた別の機会にお話ししますが、

1度は絶対に行った方が良い場所です

僕は行って人生観が変わるほどの貴重な経験ができました。

このブログを立ち上げたのも小笠原諸島に行ったことがきっかけです。

行くには少々時間はかかりますが(客船の小笠原丸で25時間)...、

素晴らしい場所なので是非どうでしょうか‼






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①インターネット調べると一部のサイトでは30~40羽と書かれていたが、現地の人に聞いた時は約500羽と言っていたので個体数ははっきりとは申し上げられません。

②サンクチュアリ外でもアカガシラガラスバトは見つけられます。実際僕はサンクチュアリ外で見つけました。

③心の声ですww


注意
アカガシラカラスバトを見つけても写真を撮ることはダメです。フラッシュでアカガシラカラスバトが驚いてしまうからだそうです。




参考文献

http://www.sizenken.biodic.go.jp/rdb/txt/content/105.html

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/animals_plants/rare_creature/columba_janthina_nitens/index.html

http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/kanto/ogasawara/sinrinseitaikei/sankutyuari-/index.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%88

http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/tokyo/ogasawara/photogallery_dobutu.html